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あきらめたくないこと [哲学かぃ?の話]

私の幼いころからの夢
  ただ ただ『平凡』な 
普通の家庭の主婦、そしてお母さん
それが私の夢

生まれ来る我が子を待つ喜びの時間を
分かち合える人と一緒に過ごしたいと夢見た
夜が更け 日が昇るまで
ひとりで過ごした家の
あの窓から何度も見た朝日は
いつも
あきらめの寂しい色だった

優香と賢治
年齢の近いふたりを育てる日々
目の前にある大切なふたつの命
守ることに必死だった
「元気で大きくなぁ~れ」
私の望みはそれだけ

賢治の病気
賢治の脳の異常が診断された時
何度も夢を見た
夢の中で夢を見ていた
「あ~ 嫌な夢を見たけど、夢で良かった」と
夢の中の私は言っていた
でも目覚めると いつも 夢の中で見た夢は現実だった

いつしか
現実を受け止める と言うよりも
『平凡』な子育てをあきらめた
ここからはじめるしかない
何度振り出しに戻っても
いつまでかかっても
この子を育てるための子育てをやり続けるんだ

夢の中の賢治は現実の賢治に近付いて行った

賢治が何度も入退院を繰り返していたころ
『平凡』な家庭を望むのをあきらめた

優香は耐えることに慣れていった
その寂しさを優しさに代えていくようになった
私が夢見ていた『お母さん』は
こどもに こんな思いをさせるお母さんじゃなかったのに
またひとつ ここでも・・あきらめ

賢治の病気が
脳の病気だけじゃない!これは大変な病気だとわかったとき
それを救うには
優香に骨髄移植のドナーになってもらうしかない。。そんな命にかかわるリスクを優香にまで負わせると知ったとき
その原因が
私の持つ遺伝子の突然変異にあると知ったとき

もう
自分の これからの夢?希望?楽しみ? そんな甘いこと
何も言わない 望まない
望むのは ただ
賢治の命
優香の無事
私が絶対にあきらめなかったのは
ただ このふたつの命

このときの思いは 今も続いている
あれから
いくつものことを あきらめてきたけれど
いつまでも続く
絶対にあきらめないこと


賢治が今、自分の思いを言葉にするならば
何をあきらめないと言うのだろう? 

優香は今、ロンドンでの学生生活を
あきらめたくないと言う
「私 今 ここで 自分が生きている実感を毎日感じてる
だからここにいたい!」
大学の奨学生対象者の発表は
いよいよ今月末に出るらしい
奨学金など関係なく
同級生の多くが
ここ(大学)に入学した以上あたりまえに4年間を履修できる感覚でいるなか
優香の残りの三年間・・いや半年後が
あるのか ないのか
本人の意思や希望と関係なく
お金と言う名の現実が
将来への道のりを分けていく

これまで優香が
どれくらいの寂しさを 幼い心で乗り越えたのだろう。
志を持った若い心となって 今度は何を乗り越えて
今のここまでを来たのだろう

今 
「生きている実感」を持てる場所に居ることが
優香には一番の幸せだろう
わかっている
でも 
Anyway the wind blows...
(↑QUEENの名曲 ボヘミアン・ラプソディ 最後のフレーズ です。
『いろーんなこと いろいろあるけれど、いずれにしても  まっ どっちみち 風は吹くんだよね・・・』 みたいな意味でしょかね)

札幌から送るならば
Anyway the snow is falling...かな?(笑)

ここに何もしてあげられない ただ『平凡』な母がいる
あんなに望んだ『平凡』は叶えられず
ここに 望まぬ『平凡』がある
そんなものなのか と思うけれど
そんな私でも
今の自分は充分に幸せの中に居るのを感じる
それは
ふたつの命が輝いてくれているから
そして私もまた
それを感じられる 命 を与えられているから


 Whatever will be,will be.
(↑なるよーに なるさ)
 
私の夢は『お母さん』になることでした
 夢を叶えてくれた こどもたちへ

きっと人生は
すべてが上手く 叶えられはしないのだと思う
でも
絶対にあきらめたくないことだけは
そのことだけは
どんなことがあってもあきらめないで いてほしい


 




コメント(4) 

コメント 4

らむじー

遺伝子の事はあなたの責任ではないよ。
お医者様だって遺伝子が変異した事実はわかっても原因はわからない。
どの遺伝子も変異する可能性は等分にあったはず・・・
遺伝子の配列でもこの病気の重篤さはかなり差がでるもので、仮に違う男性と結婚して生まれた子ならこの病気にはならなかったかもしれない。
この事で責める人が居るならば私は大いに憤慨します。



どんな事があっても大事なものは「あきらめない」
そういうあなたたちだから私は応援したい
by らむじー (2008-02-19 16:04) 

海老田 俊則の兄です。

同じ時間に生きて何かしらの出会いがあったものとして正直
何ができるかわかりませんが、私も応援団の一人になりたいです。
このブログに対するコメントが私の最初の一歩です。
出会いに深謝します。では
by 海老田 俊則の兄です。 (2008-02-20 13:59) 

mitsuko

らむちゃん>
思い通りならない苛立ちとか嫌なことを
何かのせいにせずにはいられない
(と気付いてはいないでしょうが)
真実は人の数だけあるように
それぞれの正論や常識も
人の数だけあるのかも。。ね。

うん(^^)
あきらめずに生きて行く!
ひとりじゃないから(o^-')b
by mitsuko (2008-02-20 21:54) 

mitsuko

海老田さんのお兄様>
こちらこそ 出会いに感謝です。
私が知っている小さな世界を
色々な方々の目が声が思いが
広げてくれています。

ひとりでは心細いことがたくさんですが、いつもどなたかの支えを頂いて、おかげで私はこうしていることが出来ます。
海老田さんのお兄様から頂いたこの言葉もまた
これからを進むエネルギーになります。
ありがとうございます。
by mitsuko (2008-02-20 22:02) 

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